最近ある生徒さんから小麦粉が日本のものと違って何を買ったらいいのか分からない、という言葉を聞きました。 私はお料理は大好きで色々な国の料理を作るのですが、お菓子はあまり作らないので小麦粉についてあまり考えたことなく、アメリカでよく見かけるGold Medal のブランドのAll Purpose Flour というものをずっと使っていました。そこで今日はアメリカの小麦粉の違いを調べてみました。
アメリカ生活約30年、今までずっとAll Purpose Flour を使ってきましたが、お料理には困ることはあまりありませんでした。数年前にオートミールレーズンクッキーの作り方を教えてもらったときに、なぜか上手くできず相談したところ、Cake Flour を使わないとさっくり出来ないということで初めてアメリカのAll Purpose Flour は日本の中力粉だということが分かりました😲
アメリカの小麦粉はグルテン(=プロテイン)の含有量によって分けられています。
Bread Flour (強力粉) グルテン12%~ グルテン量が高い方がイーストと合うのでパン作りに使われる
All Purpose Flour(中力粉) グルテン8~11% アメリカのケーキやクッキーレシピなどはほとんどAll Purpose Flour で作られている
Cake Flour(薄力粉) グルテン8~10% グルテン量が少なく、スターチ(でんぷん)が多いのでクッキーなどデリケートなものに使われる
アメリカではAll Purpose Flour がメインでCake Flour はあまりレシピなどにも出てこないのでちょっとお値段が高いかもしれません。そこで、All Purpose Flour からCake Flour を作る方法がありました。
Cake Flour の作り方 =(All Purpose Flour 1カップ)ー(All Purpose Flour 2Tablespoon)+(Corn Starch 2Tablespoon)
Cake Flour はSwans Down というブランドを使っています。普通のグローサリーストアでも種類は少ないのではないでしょうか?
パン作りにはKing Arthur のブランドを使いました。
最近Pastry Flour というものも見かけます。これはAll Purpose Flour とCake Flour の中間にあたるそうです。その名前の通りパイやケーキ、パン菓子などのPastry を作るのに使われます。Self-Rising Flour にはベーキングパウダーと塩が含まれています。All Purpose Flour でもCake Flour でもベーキングパウダーと塩を加えれば良いだけなので、わざわざSelf-Rising Flour を買わなくてもいいかな、と思います。小麦粉は私のキッチンでは毎日使うものではないので、密封できる保存容器に移し替えて冷蔵庫か冷凍庫で保存しています。冷蔵庫で1年、冷凍庫だったら1年以上大丈夫だそうです。
ちなみに、イーストはFleischmann’s のブランドを使っています。
HEBではこのRed Star も売っていました。パン作りを教えてもらったお友達が一回使ったそうですが、うまく膨らまなかったようです。
少しはお役に立てて頂けたでしょうか?