緊急メディカルセミナー & ポットラックパーティー

先日日本で小児科のお医者様をしているのR先生に来て頂いてメディカルエマージェンシーについてお話しをして頂きました。いつも疑問に思っていたこととか、お医者さんに連れて行かなくても良い場合はどんな時なのか、などの質問をカジュアルな場で質問することが出来て皆さんのためになって頂けたと思います。生徒さんだけではなく、生徒さんのお友達にも何人か参加して頂きました😊

まず一番心配なのが頭のケガですよね🤕 小さい時に必ず困るのが頭をぶってタンコブが出来た時。頭のケガは怖いのですぐ救急!と思いがちなのですが、R先生よると頭をぶってすぐお医者さんに連れて行ってもあまり意味がないとのことでした。もちろん頭をぶって意識不明などの重傷は救急車を呼んで欲しいのですが、症状が出ていないときは72時間様子を見るということでした。頭をぶって一番怖いのが脳の出血だそうです。出血で脳が圧迫されていたら手術をしなければならなくなる場合もあるということでした。では頭蓋骨の骨折は、というと治療はないそうです。ほっておくだけで、治ってしまうそうです🤕 タンコブは冷やしてあげて下さいね。

また熱は、というと熱は怖いものではない!40度の熱が出たからと、慌てて緊急に行くことはない、とおっしゃっていました。ただ熱が3日以上も続いた時とか発疹、頭痛、嘔吐など症状が付随した場合は病院に足を運んだ方がよいかもしれません。また発熱に伴って熱性けいれんなどが起こった場合はまず慌てない。熱性けいれんは6ヶ月~5歳くらいまでの子供に起こることが多いそうです。大体5分ほどで収まるのがほとんどだそうですが、それ以上続いた時には救急車を呼んだ方がよいそうです。また何分くらい続いたか、ということをしっかりと見ておくことも必要とのことでした。私のアメリカ人友達の間でも熱が出たから、といってすぐ病院に連れて行く人は少ないと思います。まず、アメリカでは予約を取って行かなければならないし、アメリカではお医者さんに行っても細菌の感染でなければ抗生物質のお薬はすぐに処方してくれないのでCVSやWalgreens などの薬局で解熱剤を買って与えなさい、と言われるだけ🤒 日本では解熱剤もお医者さんが出してくれるのですが、アメリカは薬局に行って買わなければいけないのでアメリカ人は自分でお薬を選んで買うのは慣れているようです。他にもR先生は傷が深くてスティッチが必要な時はどんな時か、というお話しもされました。中の脂肪や肉が見えていたらお医者さんに行った方がいい、ということです。ただ私の経験では小児科のお医者さんは傷口を縫ったりしない(出来ない?)お医者さんが沢山いる、ということが分かりました。私はKirby にあるTexas Children’s Pediatrics の小児科に行きますが、そこにはそのような傷口を処理できる小児科のお医者さんがいらっしゃいました。大きなオフィスなので16人のお医者さんがいます。私の行きつけのお医者さんでアポイントメントが取れない場合は必ず他に空いているお医者さんがいるので病気で予約が取れなかった、ということはありません。皆さんも個人のドクターズオフィスよりもメディカルグループのようなオフィスのお医者さんを選ぶと便利かと思います。また形成外科などはアポイントメントが取りにくいので緊急の場合はやはり平日の昼間でもエマージェンシーに行かなければならなくなるかもしれません😟

スティッチが必要な傷だけにかかわらず、傷は普通の石鹸とお水でよく洗うことが必要、という事もお話ししていました。きれいに洗っておかないと感染の恐れもあるのでお水と石鹸でしみることだと思いますが、ゴシゴシ洗うくらいに洗うことも必要だ、ということです。痛い~😖 縫合が必要な時は血が止まらない、脂肪が見えている、または皮膚の曲げ伸ばしの多い肘や膝などの傷の時だそうです。擦り傷などは傷をドライしないように市販のドレッシング剤で数日保護しておくときれいに治りやすいそうです。私が小さい頃は傷を乾かすことが大切と、聞きましたが、実はその反対なんだそうです。オイントメントやバセリンなどを塗ることも良いそうです。あとサランラップを巻いて保湿することはダメだそうです。

やけどは冷やすことが一番。痛みがないということは重症だということでした。広範囲の火傷や幾つかの水膨れが出来ている時は病院に行ったほうが良いとのことです。またやけどは紫外線に浴びると色素沈着することもあるので紫外線防止も大切。

最後にCPRのポイントも教えて頂きましたが、これはやはりCPRのクラスを一度取っておくことも良いかもしれませんね。

セミナーの後には恒例のホリデーポットラックパーティーを行いました。皆さんに美味しいお料理を沢山持って来て頂いてもうお腹いーっぱい😁
とてもいい天気だったので11月の末というにも関わらず、外のパティオで食事をしたグループもいました。話がはずみ楽しいひと時を楽しみました。2月にはまたセミナーを企画しています。次回はスピード違反でチケットを切られた場合の対処の仕方についてです。情報盛りだくさんのセミナーです。お問い合わせはメールで💌どうぞ。